https://www.streetfighter.com/6/ja-jp/character/lily.html
サンダーフット族の古い血を受け継ぐ娘。
自然界に宿る精霊と語らう力を持ち、精霊の導きによって世界を巡る旅に出る。
天真爛漫な姿からは想像もつかない巨大な力を秘める。
本作からの新規キャラクターであり、古代武器「ポカモガン」を用いて戦うサンダーフット族の少女戦士。フルネームは「リリー・ホーク」。
『SSF2』以降の過去作に登場したキャラクターであるサンダー・ホーク(以下、T.ホーク)の同族であり、多くの必殺技を継承している。
一見すると人畜無害そうな雰囲気だが、実は「殺意の波動」と関連性があるようで…?
巨漢のT.ホークと対照的に小柄な少女であるリリーは、同じパワータイプ寄りのキャラだがかなり趣の違う性能となっている。
軽快な機動力と武器による強力な判定&長いリーチの通常技を持ち、対空必殺技「トマホークバスター」も備えているため空間を制する能力が高い。
遠距離から「コンドルスパイア」「コンドルダイブ」といった突進技で一気に接近し、近距離に入れば強力なコマンド投げである「メキシカンタイフーン」の大ダメージと打撃による攻め継続の2択を迫ることができる。
そしてリリー特有の特技は新技の「コンドルウィンド」および、これにより付与される強化状態「風纏い」の存在。
風纏い状態は最大3回までストックでき、この風纏いストックを抱えた状態で必殺技を放つと自動的にストックを消費しつつ強化版の必殺技を繰り出すようになる。
特に強化版の「コンドルスパイア」はガードさせて硬直差有利の突進技という破格の性能となり、これを接近の起点とすることが可能。
コンドルウィンドは中・強・OD短押しで攻撃派生になるので、コンボに組み込んで攻めながら強化していくことも可能。
これにより、どのタイミングで「コンドルウインド」を用いて必殺技の強化を狙うかが戦略のカギとなる。
弱点としては、火力や攻めの継続力に乏しい点が挙げられる。
打撃からのコンボ火力も決して高い部類とは言えず、大ダメージを狙ってコマンド投げを決めると今度は間合いが離れて立ち回りからやり直しになってしまう。
こうなるとコンドルウインド~風纏いコンドルスパイアで接近する流れをもう一度行う必要があり、必然的に勝つまでに読み合いの回数が増えやすい。
一度体力リードを奪えば無理に接近せずとも判定の強い通常技などで迎撃を行ってリードを広げることも可能だが、ここでもう一つの大きな弱点である切り返しの乏しさも浮き彫りになる。
一見昇龍拳と同様の技に思えるトマホークバスターはOD版でも打撃無敵がなく、小技も4F発生の技はリーチが短く連打キャンセルも利かずしゃがみながらは出せない立ち弱Kのみ。
近距離を維持したまま攻めを継続するのが苦手な一方、相手から攻め込まれると脆いというボトルネックを抱えている。
これを助長するように素の機動力も決して高くはないため、追うにも逃げるにも苦労する場面は少なくない。
基本的には「(何らかのコンボ〆として)コンドルウインドを出して風纏い状態になり、強化版コンドルスパイアを打って密着有利から択一を迫る」を繰り返すだけで十分戦うことができ、相手のガードを容易に崩せるコマンド投げを持つ点も相まって比較的初心者には勧めやすいキャラクターの1角と言える(特にモダンタイプなら一回転コマンドを要せずメキシカンタイフーンを出せるようになるので、一層動かしやすい)。
しかしながらどのランク帯でも基本戦術が変わらないが故に、対戦相手との真っ向からの読み合いが勝敗を分ける試合内容になりやすい。これに伴い、安定した勝利を得るには多くの手札を扱いきるキャパシティや、対戦しながら相手の動きに対応・修正していくアドリブ力、相手の弱みを的確に見抜きつけ込んでいく目ざとさが求められる形となる。
その可愛らしい見た目に相応しくカジュアルな使い方でも楽しく遊べる一面と高いレベルでの対戦になればなるほど見た目とは裏腹な老獪さをプレイヤーに要求してくる一面を兼ね備えた、二面性を持つキャラクターである。
モダンタイプとの相性が良い事で有名なキャラの1人。
元々通常技の使い分けが少なく、コンボの幅も広くないためモダンの制限をあまり受けずに済んでいるのがありがたい。
主力の通常技が全て使える上に、すべての必殺技がSPボタンとコマンドの双方に対応している。これによって対空技と一回転投げ技がワンボタンでも、本来の威力のコマンドでも出せるのは明確な強味となる。
特に、風の有無は影響するがカバー範囲の広い無敵技であるSA2をガード方向に入れながらワンボタンで出せるのも防御性能をより補強している。
やりこんでくると立弱Pや立中Kが出せない事、簡易対空のトマホークが中版、コマンド投げが強版であることなどが響いてくることもあるが、始めたてのプレイヤーなら気にするほどのものでもない。
アシストコンボ1と2の性能は特筆すべきところのない標準的なものだが、アシストコンボ3は非常に使いやすい。
始動技の屈強Pは全キャラの全牽制技の中でも間違いなく最強格の非常に優秀な性能を持つ上、ヒット時は攻め継続、近すぎなければガードされても低リスクで風を溜められる。
そして本来屈強P→中コンドルウインドの連携はワンガードインパクトが対策になる筈だが、このアシストコンボ3はなんと相手がインパクトで割り込んできた場合でも、そのままSA3が発動してインパクトを潰すという破格の強みを持っている。
その上始動技の屈強Pは対空にもなる為、誇張抜きにこの技だけで地上戦の9割が完結すると言っても良い程に便利なアシストコンボになっている。
※表記はモダン操作のコマンド
※以下は基本的に相手がガードをしている事を想定しております。
基本的にあまり特殊な繋ぎ方はなく「通常技>必殺技>SA」の流れが殆どなので比較的覚えやすい。
代わりに風纏いの有無で繋がる技やヒット後状況が変わるのでそちらを覚える事が少し大変。
殆どがモダンと兼用できるようになっていますが、一部違うところは補足してあります。
アシストコンボは始動技の関係上、中コンボの性能が低いので、使うのは弱と強で良いでしょう。
〇風ストック問わず
〇風ストック有時
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