エド
サイコパワーを操る青年。
シャドルーの実験により、少年から急激に成長。
他の実験体を解放しようと旅をしている。
気の短さと口の悪さはバイソン仕込み。
R6年2月27日にDLCとして実装。
初登場はスト4のサブキャラクターとして。その次回作であるスト5で晴れてプレイアブルキャラクターとして初参戦を果たした。
反シャドルー組織「ネオ・シャドルー」のリーダーであり、シャドルーの総帥であったベガと同じサイコパワーを使いこなす青年。
かつてSIN社にいたところをシャドルー四天王の1角であるマイク・バイソンに拾われ、打算で組む関係ながら彼の手で育てられたことで彼仕込みのボクシングと口の悪さを身に着けた。
シャドルーの実験により身体が急成長しているため、見た目の割に実年齢と精神年齢は幼い。
前作『ストV』では蹴り技も行うキックボクシング風の喧嘩殺法・かつCA以外にボタン連打と特定のボタン同時押し以外の必殺技コマンドを持たないモダン操作のプロトタイプ的なキャラであったが、
本作はクラシックにて他キャラと同じコマンド操作が導入され、キックボタンでリーチの長いフリッカージャブを行う、シリーズ歴代ボクシングキャラの様式に変更。
従来のボクサーキャラであるバイソンは高性能な突進技による揺さぶり、ダッドリーは近距離での崩しに特化していたのに対して、エドは中~遠距離を保ったまま戦うことを重視したアウトボクサーという形で差別化されている。
前作から引き続き登場したサイコスパーク→サイコシュートや、前作のVスキル・サイコアンカーの性能を引き継いだサイコフリッカーなどといった飛び道具系の必殺技を複数持つ他、
キックボタンのフリッカージャブによりリーチの長い技を多く持ち、その中でも豊富な特殊技(ターゲットコンボ)・キャンセルがかかる牽制技の存在により中距離牽制からコンボに持ち込む事も得意。
中でもOD版サイコフリッカーはヒットすればコンボ、ガードされても相手を引き寄せつつエド側が硬直差有利になるという非常に優秀な武器であり、これを軸に中距離からプレッシャーをかけていくことができる。
また、全体的にコンボでダウンを奪った後の硬直差が良く、強サイコブリッツで安全飛び込み、移動技のキルステップを使うことで画面中央でも密着起き攻めの状況に持ち込めるケースが多い。
前投げで相手を運ぶ能力が高い上、サイコフリッカーの溜め版を重ねることで相手に密着しないまま投げ軸の起き攻めを始める事も可能(投げにバクステを合わせられても反撃を受けない、通称:サイコ柔道)と、画面端での攻めの期待値も高い。
SA2のサイコキャノンは弾速の遅い強力な飛び道具を繰り出し、コンボ・横押しに活躍する。
現状は(同系統のSA2を持つJPやラシードと違い、)この技の発動中でもSAゲージを回収できるようになっており、コンボの活用によりSAゲージ効率が高い状態にある。
弱点は、全体的に近距離で応戦する能力の乏しさ・防御面の不安定さが挙げられる。
まず、ガードさせて硬直差有利を取れる技が少ない(立ち強K、溜め版のサイコナックルやサイコフリッカーなどはあるが、前者はしゃがみに当たらず、後者は発生が遅い)ため、ガードを固める相手に対して攻めを継続することが難しい。
対空技(OD版は無敵技)にあたるサイコアッパーを持ってはいるが、昇龍拳などと比較すると発生で明確に劣る。このため、対空で使うにしても素早い反応速度が求められる上、切り返しに使う際にはいわゆる安全飛び込み、安全重ねで対策されないよう注意しなければならない。
発生4Fの小技も持ってはいるが屈弱Pはキャンセルが効かず、立ち弱Pはリーチが非常に短い。このため、近距離で暴れたり4F不利を背負う技に反撃を取ったりしづらい。
下段攻撃がすべて屈P系統だったり、必殺技はいずれもスタンダードな技を見せかけてクセが強かったりと、特にこれまでのキャラクターに手慣れた人ほど最初は戸惑いやすい操作感をしている。
コンボ面においても溜めが完成するタイミングを体感で調整しなければならないサイコフリッカーやボタンを押すタイミングによって派生技の内容が変化するキルステップを使いこなす必要があったり、気軽に入れ込める技がないためヒット確認の重要性が高かったりと、突き詰めだすとかなり高度なテクニック・判断が求められる設計をしている。
その一方で、基本戦術としてはリーチの長いフリッカー攻撃でチクチクと攻め立てつつ対空やインパクト返しといったカウンターを合わせていくといった形で、中距離を保ったまま戦う分には意外にもやることはシンプルである。
更にモダンタイプでは技構成・アシストコンボの内容が高水準にまとまっており、必殺技ボタンとアシストコンボに重きを置いて動かす分には非常に扱いやすく仕上がっている。
総括して、DLCに相応しく特殊な操作感と尖った強み/弱みを兼ね備えた個性の強いキャラクターに仕上がっている。
インファイトよりアウトレンジで戦うのが好きな人はもちろん、むしろこれまでのスト6にありがちな操作性、他のキャラのモダンタイプに馴染めなかったという人こそエドを使ってみるとすんなり馴染めるかもしれない。
恐らくだが、エドは多くの人にモダンタイプで使ってもらうことを想定して設計されているキャラクターである。
立ち弱攻撃、立ち中攻撃、しゃがみ強攻撃のそれぞれにターゲットコンボが割り当てられており、弱アシストコンボ、中アシストコンボ、強アシストコンボのどれもが完成度が高い。
特に強アシストコンボのSA3含めての威力はマリーザに匹敵する。
必殺技もほぼ全ての技・全ての強度を使い分けられるようにできている。 発生が遅いため反応速度が求められるサイコアッパーでの対空も、モダンタイプでの必殺技ボタンを用いれば比較的容易。
しゃがみ弱K・しゃがみ中K・ジャンプ中Kといった高性能な技が使用不可になるというデメリットもあるが、現状ではモダン/クラシックのどちらも一長一短といった感じでバランスが取れたキャラクターと言える。
フレーム表(公式サイト) https://www.streetfighter.com/6/ja-jp/character/ed/frame
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